di先生と🐦ップ夢の話⑤

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※令和からトリップ、妄想、捏造、なんでも許せる人向け

㊟最後若干の流血表現有

 

[di先生と🐦ップ夢の話⑤]

 

絵が上手なrntruに目的地までの地図を描いてもらっている。

「このお寺に向かうまでの道は、一つ森を抜けると近道なんですけど……。野盗が出るって聞いたことがあるから、夢さんこっちの大きくて広い道を行ったほうがいいですよっ!」

そんな風にrntruに忠告された。

「丁寧に教えてくれてありがとうございます、rntruくん!」と口ではいうものの…………

4んで令和に戻れるかもしれないチャンスがやってきた!くらいにしか感じていなかった夢はもちろん森を抜けて行くことにした。

大きな門の前でkmtdの出門票にサインをし、いざ出発。

描いてもらった地図は申し訳ないが無視して大通りはスルーし、森を抜ける道を選んで歩いていく。

令和のスニーカーとは違い、草履では森の中ではとても歩きにくかった。

転ばないようにゆっくり行けばいいか、そんな風に呑気に考えながら進んでいると・・・

「お嬢さん、どちらへ行くのかなー?」

野盗が一人現れた。rntruの言ったとおりだった。

「この先です……。」

やばい……この人相、目つき……56されるな、と感じると声や、体が恐怖で震えてしまう。

 

令和に戻るには、4ぬしか………

 

そう思っても怖いもんは怖い…。

 

たった一人でも、ものすごい迫力……野盗がジリジリと近づいてくる。

 

恐怖で動けなくなっていると、目の前に急に人が降りてきた。

 

真っ黒な忍び装束を纏った高身長の男……

「夢さん、rntruに言われませんでしたか?森じゃなくて広い道にしろ、と。」

「!!!di先生??どうして…?」

「学.園.長.先生から言われたんですよ護衛しろって。それで遠くから様子を見ていたら、危険な森に入っていっちゃって!!!ここは私が引き受けますから、この森を抜けてください!走って!!」

「ええー?は、はいっっ!」

言われるままに走り抜けようとするが、こんな森の足場の悪い地面を慣れない草履で走れるわけがない……。

なんとか急ぎ足で進む夢。しかし秒で転ぶ。

そこへ、さっきの野盗の仲間みたいな雰囲気の男が来てしまった。

「随分のろまだな逃げる気あるのか……でも、ただじゃ、この森を抜けさせねえぜ?野盗が一人なわけ無いだろ?」

diが、戦ってくれている野盗の仲間に見つかってしまった。

 

(あ〜〜……そうですよね…一人で野盗なわけ……。あ、そういえば、こんなときは……di先生の授業で習ったな…………?)

かなり危ない状況の中で、ふと先日の授業を思い出した。

試してみたくなった。令和には存在しない忍.者.だからこそ、本当に忍.術.が効くのかどうか………どうせ4ぬんだし、やってみよう。

 

「や、やめてください。わ、私ここの道慣れていなくて、転んじゃって。足をひねってしまって動けないんです……。た、助けてください。命だけは…。」

ぐすぐすと泣き出す…。もちろん、足なんかひねってない。ウソ泣きも何とか隠しながら頑張る。

さらに続けてみた。

「わ、私には母しか身寄りがないのです。母は大病を患っていて…。この森を抜けて町へ働きに行かなくちゃ薬が買えないんです…。だから、どうか………見逃してください・・・・。」

 

(喜怒哀楽恐怖…そのうちの哀車の術。敵の同情を誘ってスキを作る。って言ってたっけ……。そのスキにできれば逃げたい・・・こんな形で4ぬのはちょっと・・)

 

ウソ泣きの途中でチラリと野盗の方を見上げると…

 

「ううう…😭そりゃあ大変だなアンタ。」顔を手で覆っている野盗。

 

(え?効いてる?w)

 

「……、なんて、なるわけないだろ💢💢?」

「…まあ、ですよね!こんな演技じゃあ・・・ねえ?あはははは・・・は・・」

「小娘が!!小癪なマネを!!」

野盗が迫ってくる。

まだ地面に尻もちをついた様な姿勢のまま動けない夢。

とっさに手のひらで地面の土を掴み、野盗の顔面めがけて思いっきり投げて目潰しを狙った。

(そこにあるもの、なんでも利用するのが忍.者.!これはちゃんとした武器じゃないから乱状剣っていうんだっけ……?)

うわっ!と投げられた土を避けるために手を挙げ、若干野盗がひるんだ!

よし!!今のうちに!!手当り次第石やら、泥やら投げながら立ち上がり、逃げようとするも、あっさり追いつかれてしまう。やっぱり、森の中は足場が悪すぎて急いで逃げることができない。

首に刃物を当てられて体はガッシリホールド……。

捕まってしまった。

 

「女がどうなってもいいのか?金目のもの置いてけぇ!!!」野盗が叫んだ先には一人目を倒してこちらへ助けに来たのだろうdiが立っていた。

夢は囮にされてしまった。

冷たい刃物が首筋に当てられ、言いようのない恐怖を感じた。

しかし、これはチャンスか・・・とこんな状況でふと帰れるかもしれない、と思った。最初は野盗にビビっていたが、チャンスであることを思い出した。

 

「その人を離しなさい。」

「聞こえねえのか?金目のもの置いてけ💢そしたら、離す」

「di先生、あの…」

「夢さん!そのまま動かないでください!」

「いつまでも女の心配なんかしてやがって!こうしてやる!」

野盗が刃物を振り上げる。

「それ、4ねますか?」

「あぁ?何言ってんだお前?」

「di先生!!!今まで、ありがとうございましたあーー!」

そう叫んだ後、夢は野盗の刃物を野盗の手ごと両手で掴み、自分の喉元へ力いっぱい突き刺した。

 

!!!!!!!!!!!!!

「夢さーーーーーん!!!!!」

 

 

夢には、4んで令和に戻れるかもしれないチャンスだった。だから、思いっきり突き刺した。

 

経験したことのない痛み、流血………

あっという間に意識がどこかへいってしまった。

 

夢の耳が最後に聞いたのはdiの叫び声のような声だった。

自分の名前を呼んでいるような気がしたがよくわからなかった。

 

 

続きます。

 

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