di先生と幼馴染みの看板娘②

#RKRN

#RKRNプラス di

※di先生幼少期大捏造

※解釈違い

※なんでも許せる人むけ

 

 

[di先生と幼馴染みの看板娘②]

 

 

夢は今日、看板娘はお休みして忍.術.学.園.へ行くことにした。最近、変な客から助けてもらったり、diからかんざしをもらったりしたので、krmrとdiにお礼を言いに行くことにした。

お店にも許可をとってオッケーが出た。

 

ここからはちょっと距離があるけれど、久しぶりにゆっくりしておいで、と女将さんから言われてルンルンで出かけた。

 

夕方には戻るつもりだった。

 

お礼の品は、自分でプロデュースした新作のお饅頭。こちらも女将さんからオッケーがでて、最近お店にも出している。

 

夢は実家も甘味処だったので、手解きは受けていた。看板娘だけではなく、甘味のメニューにも関わって、本当に毎日忙しかった。だから今日は1日お休みをもらえたので、「krちゃんやdi様とどんなお話をしようかな〜〜」と心から喜んでいたのだった。

 

「随分楽しそうにでかけたね。あんな姿あんまり見たことないから良かった。最近よく来る男の人のおかげだね。あなた!」

「あのデカイ男だろ?いつも笑ってて優しそうだな!しかし……」

「な〜にあなた。夢ちゃんだって年頃だしそろそろ嫁に出さないと…」

「そうだけどよ…夢は美人だしよく働くし…かわいくて、嫁に出したくねえ!!」

「またそんなこと言って!私だってそうだけど……この間も変な客に叩かれたって夢ちゃんが言ってたから、守ってくれる人が必要よ。心配だわ。今日だって道中何もないと良いけど……」

「この前みたいに俺たちがいない時に何かあると守れないしな……。」

「夢ちゃんが美人だからかねぇ…何人かいるわよね…夢ちゃんを狙ってお店に通ってる人…一人にするの、心配だわ…」

 

お店では女将と店主が夢を気にかけていた。

そうとは知らず、夢はごきげんに歩いていた。

 

道を歩いていくと、どうしても人気の少ない林道を通らなくてはならない。

 

さっきから、誰かが後をつけてくる気配がする。

 

また襲われるのだろうか……。そんなことを思いながら恐怖と不安を隠し、気づかないふりをして歩みをすすめる。

急に後ろからついてきていた人に前に回られた。その顔には見覚えがあった。

「よお。この間は世話になったな!」

なんと、あの日夢の頬を引っ叩いて突き飛ばした客だった。

「あなたは!!何の用ですか?」

「世話になったお礼をしようと思ってな!」

ガシリと夢の腕を掴む。

「やめてください!!」

夢の着物に手をかけようとしたその時、別の男の手が、それを制止した。

「嫌がっていますよ。」

「あぁ?てめえ誰だ?」

「………ymd様?」

それは、父親がどこかの学校で先生をしているという息子のymdrktだった。

「さすが夢さん。よく覚えていらっしゃる。この人はお知り合いですか?」

「違います。付きまとわれてて困っています。」

「そうですか、では。」

客の男の腕を夢から引き離し、胸ぐらを掴んだかと思うと、あっという間に投げ飛ばして、地面に叩きつけた。

気絶しているうちに、走って二人で逃げる。

 

「ここまでくれば大丈夫でしょう。夢さん大丈夫ですか?」

「は、はい……ymd様…は……足が…お速いのですね……」

「すみません。ちょっと速く走りすぎました…。」

息を整えながら歩き始める。

「今日はどちらへ?」

「この先にある学校の方々にお世話になったのでお礼に行くところなんです。」

「私もこの先の学校にいる父上に用がありまして。行き先が一緒ですね。」

「良かったです。ymd様と一緒なら、安心です。」

 

rktと夢は二人で学.園.の入り口で入.門.票.に記名し中に入った。

 

「えと、私初めてで場所がわからないのですが、案内をお願いしても良いでしょうか?」

「いいですよ。誰に会いに来たのですか?」

「krちゃんとdi様なのですが。」

「krmrくんの長屋はこっちですよ。di先生は私の父上と同じ部屋です。」

「では、先にymd様と一緒にdi様に会いに行きます!」

「わかりました!こちらですよ」

 

この学.園.は広い。しばらく歩いていくと教師たちの部屋に到着した。

 

「父上〜入りますよ〜」

「おお、rktか!どおした?」

「どおした?じゃないですよ!洗濯物を届けに来たのです!!それからこっちが……!!」

「わかったわかった!!で?後ろのキレイな娘さんは?」

「あぁ、こちらは夢さん。甘味処の美人看板娘さんです。」

「ymd様、美人だなんて!………あの、はじめまして夢と申します。し、失礼します。あの、ymd様のお父様とdi様、こんにちは。今大丈夫ですか?」

「ゆ、夢さん??こんな所まで、どうしました?」

予想していなかった客人にdiは驚いていた。

 

いつもの白い着物ではなく黒っぽい服に身を包んだdiを見て、(く、黒も似合う……)とドキドキしてしまう夢。

 

「di様、今日は頭巾までして忍.者.みたいですね!」

「……いや〜その〜〜。に、忍者なのです。ここの学.園.で忍.術.を教えていまして。」

diは両眉をハの字にしてうつむき、片手で頭をかきながらそう言った。diはもう少し夢と親交を深めてから自身の事を話そうと思っていたので、なんだか情けない顔をしてしまった。

そんなことは気にしていない様子の夢は飄々と話を続ける。

「そうなのですか!それより!!この間は、助けて頂いてありがとうございました!今日は、krちゃんがくれたと言うこのかんざしのお礼も兼ねてご挨拶に参りました!」

「ええ?気にしなくていいと言ったじゃないですか〜」

「いいえ!そういう訳にはいきません!!これ、新作のお饅頭なんです!私が作ったものですが!!お口に合うかわかりませんが自信作です!krちゃんと召し上がってください!」

「ありがとうございます。美味しそうですねぇ。今krmrを呼んできます。」

「krちゃんに会いたいので私も行きます!」

部屋の中でああだこおだと微妙に揉めているymd親子を置いて、夢はdiに案内されながらkrmrがいる長屋を目指した。

 

diの案内で忍.た.ま.長屋に行くとkrmrが嬉しそうに顔を出した。

「krmr〜!夢さんがきたぞ〜」

「夢さん!こんにちは!どーしたんですか?」

「krちゃん!こんにちは〜。この間、助けてくれたでしょ?そのお礼に新作のお饅頭を持ってきました。di様に預けましたから一緒に食べてくださいね。」

「わーい!ありがとうございま〜す!夢さんもここに座って一緒にたべましょーよー」

「krmr、私が饅頭を持ってくるから夢さんとゆっくりしてていいぞ。」

「ありがとうございます〜。」

 

しばらくして、diが持ってきてくれた饅頭を手に取る。

「では、私はこれで。夢さんはゆっくりしていってくださいね」

「di様、ありがとうございます。お忙しいのですね。そうですよね!先生ですもんね!あの、今度はゆっくりお話を致しましょう!!」

「ありがとうございます。私も・・その・・・夢さんとゆっくり話がしたいと思っていますので・・・。」

diも夢と同じように話がしたいと思っていてくれているなんて嬉しい!………勘違いしてしまいそうになる夢。はあ……とため息をついてしまった。

 

 

 

続きます。

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