di先生と幼馴染みの看板娘⑧終

#RKRN

#RKRNプラス di

※di先生幼少期大捏造

※解釈違い

※なんでも許せる人むけ

 

 

[di先生と幼馴染みの看板娘⑧終]

 

「え?夢さん、もう帰っちゃうの?もう少し休んでいけばいいのに…」

「ありがとうkrちゃん。でももう動けますし!」

「せっかくdi先生と恋仲になれたんだし、ゆっくりすればいいのに。でも、良かったの?大好きな初恋の人がいたんでしょ?」

「あっ、えっとそれは……そう!!di様が忘れさせてくれるって言っていました!」

教師としての名前を頂いた、とdiは言っていた。ということは、昔の事は言わない方がいいのだろうと判断した夢は、diが実はその初恋の人とは言えず、なんだかとんでもない事をぶっこんでしまった。そんな夢にkrmrは若干引いてしまった。

「ええ?夢さんそれ、大丈夫すか?」

「え?ええ!大丈夫です!そう…だ、krちゃん?ちょっと相談しても良いですか?」

「どうしたの?」

「……もし、自分のせいで大好きな人が悪夢にうなされてしまったら、どうしたら良いでしょうか?」

「え?夢さん?先生と何かあったの?」

「いいえ。なんでもないですよ?」

「そう?」

「悪夢って辛いですよね。何もできませんし…」

「そーゆーのは!先生に直接聞いた方がいいっすよ!」

「………別れましょうって言われちゃったらどうしましょう…?」

「その時は俺が慰めます!!」

「krちゃん…。ありがとう。」

 

思い返せば、この学園にいる間、恋仲になったにも関わらずdiとゆっくり過ごせる時間はあまりなかった。

教師というのは本当に忙しく、常に授業やら、試験やらに追われていた。

また、担当しているのが一つのクラスだけではなく、他の学年のこともある。さらに委員会もあるから余計なのだろう。

何度かお昼ごはんは一緒に食べることはできたが、毎日ではない。

 

krmrにこうして相談をしているのだって、diが六年生の課外実習の担当でしばらく戻らないからだ。

 

「krちゃんまた明日ね!」

そう言って夢も医務室へ戻り、休むことにした。

 

ある日、三年生のigskが大事に世話をしているjun子(毒へビ)が逃げ出した。

みんなで探し回っているため、夢も参加した。

 

みんなが学園内を探しているが、kmtdに断って門の外も探してみることにした。

それに気がついたkrmrは「夢さんは外に出ないで!!また変なやつに狙われちゃうから!!」と一緒についてきてくれた。

しかしkrmrがヘビ探しに夢中になっているスキに夢は物陰から出てきた💀🍄忍.者.に捕まってしまった。

 

「こらー💀🍄忍.者.!!!夢さんをはなせーーー!!!」

「殿からの命令なので、できませーーん」

「どんな命令なのでしょう?私で良いのですか?krちゃん、大丈夫です!すぐ帰ってきますね!」

「夢さん!何呑気なこと言ってるの??」

「悪い人じゃなさそうなので!では!あ、あと、ヘビさんそこにいますよ!!」

jun子は門のそばで丸くなっていた……

 

夢はあっという間に💀🍄と共に行ってしまった!

「大変だ〜〜!!」

とkrmrは学園内へ急いで戻った。

 

ちょうど六年生と一緒にdiが課外実習から戻ってきた。

「学.園.長.先生只今戻りました!」

と報告に行くと、krmrが泣きそうな顔で学.園.長に縋り付いていた。

 

訳を聞いたdiは、体から血の気が引いていくのを感じた。

💀🍄といえば戦好きの評判の悪い城だ。捕まったら何をされるか……。

 

「学.園.長.先生、私に行かせてください。」

「di先生…?構わんが、今帰ったばかりで疲れておらんのか?」

「💀🍄なら、私一人で十分です。すぐに戻ります。では。」

 

そう言うと、diは姿を消した。

 

いつの間にか💀🍄の忍び装束に身を包んで潜入しているdiは💀🍄忍.者.隊.たちの噂話を聞きながら、囚われた夢をさがしていた。

「美人な女の人だったな〜〜」

「殿はやっぱり大胆だよな〜。」

「美味しいって有名な甘味処の看板娘が美人らしいから一緒にお茶が飲みたいなんてな〜?」

「でもそれ、表向きだろ?」

「そうそう!本当はその看板娘が今、忍.術.学.園にいるから、お茶にドクを混ぜてあの学.園.の秘密を聞き出そうってやつだろ?」

「どんなことをしゃべるんだろうな?」

 

ふはははは…と皆笑っていたがこんな大事な事を喋ってしまって………この城大丈夫なのか?

 

なんて思いながら夢が囚われた理由を聞いていた。

 

のんびりしていたらドクを飲まされてしまう!!

 

diは殿の部屋まで急いだ。

怪しまれないようにささっと天井裏へ潜入、殿の部屋の上まで到着すると、怪しげなお茶を囲んで殿と夢が談笑していた。

 

既にいくらか飲んでいるようだ…

 

「夢殿、そろそろ聞いてみようかのぉ?」

「はい、なんでしょう?」

「今いる忍.術.学.園.のひみつを教えてくれぬか?」

「ひみつ?わかりません」

 

そうか…ドクとは、自白剤か…

 

ドクに慣れていない夢にどう作用するかわからない、そろそろ救出しなくては…

でも、どうする…

ドクが効き始めたと聞いて忍.者.隊.のメンバーが集まりだした……

 

しかし、学.園.について何もわからない夢はキョトンとしていて、答えられない…

 

なんとも言えない間抜けな状況を見て、

「そうだ、堂々と行こう」とdiは思いつく

 

「夢さん、こんなところにいた!さ、帰りますよ」

いつの間にかいつもの黒い忍び装束に身を包んで天井裏から降りて姿を表した。

「di様?」

「助けに来ましたよ。そうだ、夢さん。これを」

diは櫛を差し出し、夢の両手を握った。

「夢さん。これ、忘れ物です、私の妻なんですから~忘れちゃだめですよ。」

diは💀🍄の殿と忍.者.隊.に囲まれていることをいいことに堂々と夢が自分の妻であることを伝える。

「夢さんは私の妻ですが、教師ではないので残念ながら学園のことは何も知りません。ということでみなさん手を出さないでくださいね!!今後妻に何かあった時には・・・・・学.園.全.体・・・いいや!!この学.園.と友好的な城など全てでこの城を潰しにいきますから、そのつもりでいてください。では!」

その場の全員を脅しまくって、颯爽と夢を横抱きにして救出した。

キョトンとしていたり、ひぇ~~~~と恐怖している💀🍄達全員を色々な意味で置いてけぼりにした。

 

しばらくdiに横抱きにされながら黙っていたが、夢は急に口を開いた。

「あの、di様、私達は別れませんか?」

「え?」

「え?あれ?私、口が勝手に……」

「はは…こんなところで自白剤の効果が出てきましたね。夢さんの本音の続きを聞きましょう。」

「あの…私と一緒にいると、昔の辛いことを思い出してしまいますか?悪夢にうなされてしまいますか?私じゃなくて、何も知らない娘と一緒になった方が………」

「夢さん、泣いていますよ」

いつの間にかポロポロと涙を流している夢…。

「di様、私……どうしたら……」

「夢さん、言ったじゃないですか、私が夢さんを癒やしてあげますから、夢さんは私を癒やしてください、と。夢さんは別れるつもりなのですか?私はもう手放せそうにありませんけど。」

夢は激しく首を横に振る。

「私ももう離れたくありません。でも、di様がうなされているのを見るのが辛くて……」

「悪夢は嫌ですが、起きたとき夢さんがいてくれて私は嬉しかったですよ。だから、ずっと側にいてください。」

「はい。大好きです、di様。」

「そうだ、先程渡した櫛は私の変装用の物なので、後でキレイなものを買いに行きましょうね。」

「はい。一緒に行きたいです。」

 

もうすぐ学園に到着する、ということろで、diは急に立ち止まって夢をおろした。

「念の為、解毒剤飲んでおきましょうね。」

そう言って、diは薬を夢に手渡した。

口に薬を入れたのを確認し、水を口に含んで夢に口づけた。

「ん〜〜〜〜(ごくん)。ど、di様!!!!!!!」

「はい、よく飲めました!」

「じ、自分で飲めます!!!」

「はは。そうですね。……もう一度良いですか?」

「//////di様、ずるいです…」

「もう、誰にも取られたくないんです。」

そう言って、今度は優しく夢に口づけを落とした…。

 

学.園.に到着すると、やけに夢の顔が赤いことをkrmrは心配した。

 

「夢さん!!なんか顔赤くない?大丈夫?」

「だ、大丈夫です!krちゃんdi様に私が捕まっちゃったこと伝えてくれたんですね、ありがとうございました!」

「夢さんはすぐ捕まっちゃうんだから!そーいえば、あの時、やけにあっさり連れて行かれっちゃったけど・・・?もっと抵抗すればいいのに」

「本当に怖いことをする人たちは、気絶させたり、すぐ拘束したりするんです。今回は、何人かの忍.者.さんが囲んだだけだったので、大丈夫そうだな、と思いました!」

「………夢さんは攫われるのに慣れ過ぎなんじゃない?」

「そこが私も心配ですよ、夢さん。」

側で話を聞いていたdiはある提案をする。

 

「あの甘味処の女将さんたちにも相談しなくてはなりませんが、夢さんはここの食堂で働きませんか?甘味担当とか、良いと思いますよ!!そして、今までの甘味処の看板娘は私が休みの日にやりませんか?そうすれば、その日は1日私が護衛できますし、不定期になれば、変な客も来づらくなりますよ。」

「俺も一緒に看板娘やれば、アルバイトになって稼げるし、di先生と一緒に夢さんの護衛もできますしねーえへへへー」

「krmr、お前は補習や追試がなければ、だぞ!!」

「へーーい」

 

看板娘に戻りたかった、でも、diと離れたくはなかった夢にはピッタリの提案だった。

 

数日後、夢とdiは二人で甘味処へ挨拶に行き、結婚の許しと、今後の夢の働く場所が学園の食堂になることを伝えた。

 

甘味処の二人は喜んで了承してくれた。

女将さんは嬉しくて泣いていた。

 

「diさん、夢ちゃんのことよろしくお願いしますね。」

「もちろんです。夢さんが看板娘をやるときは、私が必ず一緒に行きます。krmrも来たがっていますが……」

「かまいませんよ。いつでもみんなで遊びに来てください。夢ちゃんに会えるのが減って寂しくなるけど、今までで一番幸せそうな顔をしているから、安心だわ。」

「おじさん、おばさん、お世話になりました。あ!でも、これからもまた会いに来ますから、またよろしくお願いします。」

「こちらこそ、diさんといつまでも仲良く幸せにね。ほら、泣いてないでアナタからも何か言ってやってよ。」

店主は泣いてしまって何も言えなかった。

別れ際、体に気をつけてな、と言われ、夢は幼い頃から自分を育ててくれた事を改めて感謝し、泣いてしまった。

 

甘味処の店主と女将さんは、振り向かずにdiと一緒に歩いていく夢を見送った。

 

「di様!hnskさんって呼んでも良いですか?」

「んなッッッ!!き、急に呼ばれると/////」

顔だけでなく、首も耳も真っ赤にしながら、diは答えた。

そんなdiを見て、意外だな〜と思いながら夢はガシッとdiの太い腕に巻き付いた。

「口づけの時は積極的でしたのに〜名前を呼んだけで、そんなに照れないでください!」

「夢さんの家族に挨拶をしたら急に実感が湧いてしまって……」

夢は相変わらずdiの腕にピッタリとくっついて上目遣いで言った。

「あ!もしかしてhnskさん、自分から何かする時より、私からされる方が弱いのですか??」

「ぎ……そ、そんな事は………!」

「ふふふ!楽しみですね!私は妻になったので、これからは私がどれだけhnskさんのことが好きかを教えて差し上げますね。」

「では、私も負けないようにしなくてはなりませんね!!」

 

大通りの中を腕を組んで歩く二人を、離れさせるものはなかった。

 

おわり。

 

 

 

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