di先生と🐦ップ夢の話⑥

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※令和からトリップ、妄想、捏造、なんでも許せる人向け

 

[di先生と🐦ップ夢の話⑥]

 

 

diは頚部に大怪我をおった夢を医務室のninoに預け、学.園.長.の庵に来ていた。

「学.園.長.先生失礼します。」

「おお、di先生か。大変だったのぉ、ご苦労じゃった。」

「いえ。野盗は大したことはなく、追い払いましたが……。夢さんが…」

「うむ。話は聞いておる。なぜあのようなことを………」

「先日、気になることがあるとお伝えしたのを覚えていらっしゃいますか?」

「うむ。わかったのか?」

「恐らくですが、この次元にいる自分の存在を消そうとしているのではないかと…。」

「ほぉ、それで元の次元に戻るつもりなのかのぉ。」

「推測ですが。夢さんは自ら野盗の刃物を首に向けていたので。果たしてその方法で本当に戻れるのかはわかりませんが……。」

 

 

しばらく学.園.長と話をした後、diは医務室へ駆け込んだ…。

 

 

 

 

 

どこだここ……?

ここが夢なのか、現実なのかもわからない。何も感じない世界に夢は立っていた。

そして、目の前にはたくさんの選択肢が並んでいる。

 

 

 

室町

江戸

明治

大正

昭和

平成

令和

 

様々な時代や、

 

職場

ランチの店

仕事

学校

居間

トイレ

自室

浴室

食堂

医務室

…………

様々な場所

 

 

今、何をしていたんだっけ?と思い出そうにも思い出せそうにない。

 

とりあえず、令和の方へ歩こうと体を向けると

「夢さん!しっかりしてください!聞こえますか?こちらへ帰ってくるんだ!!」

どこからともなく声がする。

男の人の声だけど、誰だったかな……?聞いたことがあるような・・・

考えているうちに、強い力で何かに押され「室町」と書かれた選択肢の方へ引っ張られてしまう。

 

 

え?ちょちょちょちょ!私令和に帰りたいんだってばーーー!!!

 

 

 

「…………」

「夢さん!!!!」

ゆっくり目を開けると学.園.の医務室に横になっていた。

声のした方に目を動かすと、diが心配そうに覗き込んでいた。いつからそうしていたのか、がっしり手を握っている。

 

「……あ…うっ…」

「夢さん、まだ喋らないで。傷が開いてしまいます。今nino先生を呼んできますから!」

と言い残してdiは部屋を出ていった。

 

思い出してきた。

ものすごい頚部の痛みとともに。

学.園.長.先生に頼まれて、近くの寺だっけ・・・?そこにでかけて、野盗に襲われて…di先生が助けてくれたんだけど、そうだ、自分で野盗の刃物で切りつけたんだった…。

 

4ななかったから、令和には帰れなかった。

トホホ。

 

 

ninoによると、首はとても大切な血管や神経が所狭しと並んでいて、急所が多いのだとか。

一番やばい所から奇跡的に外れているとのこと。

 

「痛くてしばらく話せないだろうし、出血もあったから、しばらくは動けないでしょう。でも、ちゃんと療養すれば、大丈夫ですよ。」

そう言われて安心するけれど、また令和に帰れるようになんとかしなきゃな………と夢は嬉しいやら悲しいやら複雑だったが、痛いのは痛いので、とりあえず大人しく療養することにした。

 

 

 

しばらくたち、傷も癒えてきて話せるようになってきた。

すると、色んな人がお見舞いにきた。

 

rntruは「もう!だから、広い道を行くように言ったんですよ!!夢さん、方向音痴なの?僕の地図わかりにくかったのかな・・・?とにかく、早く良くなってくださいね!」

krmrは「夢さんが事務仕事するようになって、俺達の宿題の配布ミスがなくなったんですよ!!本当にありがたいっす!!だから、早く良くなってくださいね!!」

snbeは「でも、今はまたkmtdさんがやりだしたから、たまーに間違えているんですよ〜難しいことやると僕おなかすいちゃう!!」

一年は.組.の楽しい話を聞いているとゴーンと鐘がなって「ymd先生の授業に行かなきゃー」じゃーねーとすっ飛んで行ってしまった。

 

疲れたし、休もっかな、と横になろうとしていた時だった、「夢さん。ちょっと失礼しますね。」と医務室にdiがやってきた。

 

 

 

続きます。

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