子供の熱性けいれん対処法

子供関連

こんにちは、あん子です。

今回は子供の熱性けいれんについて、原因、症状、対処法をまとめましたのでお伝えします。

気がつけばもう10月。だんだん涼しくなってきて過ごしやすくていいですが、魔の冬がやってきます。

夏の次に感染症との戦いになる冬です。

その季節になる前に!!熱性けいれんについてお伝えしたいと思っています!!

正直、こればかりは経験しないとわかりません。

あの緊張感は経験しないとわかりません。

緊迫した場面でも冷静になって、迅速な対応ができるように、今日はまとめますので、安心してください。

 

実は私は2回経験しています。

2回救急要請もしています。

あ、救急電話の仕方も入れておきます!全ママ・パパに届きますように!!!

 

原因

熱性けいれんとは、生後6ヶ月から5歳くらいの子供が起こすことが多いそうです。

大体の子が小学校にあがるくらいで自然と起こさなくなっていくそうです。

体温が38.0℃を超えてきたくらいで起こす子が多いらしいですが、37.5℃くらいで起こす子は起こすとも聞いたことがあります。

原因としては遺伝要素もあるらしく、子供が熱性けいれんを起こした、と受診すると「父母、兄弟姉妹、親戚に同じ様な人はいますか?」とか聞かれたりします。

ちなみにうちの娘は周りには誰もいませんでしたので、遺伝ではないようです。

そもそも、子供なので、脳みそが未熟で急に出た高熱に対応が追いつかなくて脳みそがパニックを起こすことで、熱性けいれんがおきる、らしいです。

日本では約1/13の子供たちが熱性けいれんを起こすと言われているそうです。小児科の先生的には「結構いるから、大丈夫!」とのことですが、親としては、ちょと…………って感じですね。

 

原因疾患としては、熱が出る病気全部!!!だそうで、特に、突発性発疹、インフルエンザ、ヘルパンギーナなどの夏風邪、などの急激に熱が上がる系は要注意です。

うちの娘は2回ともヘルパンギーナで熱性けいれん起こしています。ヘルパンギーナ怖いです…。

 

ちなみに、熱が出始めに熱性けいれんは多く発生します。熱が出始めて24時間以内に起こす子は起こす、と聞いたことがありますよ。

 

熱性けいれんの症状

突然、頭と体が反ります!!それもかなりの力です。

本当に子供なのかな?と思うほど体が硬くなります。手足はピンと伸びきってビクビクします。

それと同時に呼吸停止、意識消失、顔面蒼白、唇は紫色、目は白目

 

こうして表現するだけでゾッとしますね。

大事な我が子が目の前で突然こんな状態になったら、怖くて怖くてパニックですよね…

でも!対処法を知っておけば怖くても、きちんと冷静に対応できます!!

 

ちなみに、上記はうちの娘の様子でした。

他にも、手足をピクピク動かす、急にボーーーっとして目の焦点が合わない、目玉が上を向いてしまったり、斜め上をみていたり……。

また、熱性けいれんは2パターンあるそうで、「単純型熱性けいれん」「複雑型熱性けいれん」です。

単純型は24時間以内に起きて、全身が左右差なく同じように動く、数分で治まって繰り返さないというもの。

 

複雑型は、けいれんが15分以上続く、けいれんが体の一部だけや、半身だけしか起きない、けいれんが24時間経過後も繰り返す、というもの。

 

ちなみに、1歳過ぎてから熱性けいれんを起こす子が多いそうで、もし、1歳未満の場合は、てんかんという病気に移行しやすいそうなので、適切に受診し医師の指示を仰いでください。

 

 

対処法

簡潔にまとめます!とにかくスピード勝負です!

1、119へダイヤルしつつ、ストップウオッチをオン!!この時、電話で「今熱は何度ありますか?」と聞かれるかも!体温計スタンバイ!!

2、電話しつつ、子供の衣服をゆるめて、右を下にして横にします

3、口の近くにタオルを敷きます(嘔吐対策)口の中には何も入れないでください!

4、スマホの動画で子供のけいれんの様子を撮影

※スマホで撮影する時のポイント

手や足の動きが入るように全身を入れる

目の向きがわかるように顔をアップにする

けいれんは何分続いたのか?

呼吸は何分で戻ったのか?

 

ここら辺は救急隊や、運ばれた病院の先生から何度も聞かれますので、必ず動画に入れてください!!!

子供のけいれんの様子なんて覚えていられません!!

必ず動画撮影推奨です!!

動画なんか撮れない!と思うかもしれません。でも、けいれん中は子供の体を揺さぶったり、大声で叫んだり、強い光を当てたり…刺激になるような行為は避けたほうが良いです。

というとこは、安静にさせて、見守るしかできません。

なので、子供をタオルの上に横にしたら、動画を撮る時間はあると思います。

また、ネット上には「5分以上けいれんが続いたら救急車を呼びましょう」と書いてあるものがみられます。

しかし、救急車が到着するまでどんなに早くても15分はかかりますよね?住んでるところにもよりますけど……。その間、けいれんしているのをみているんですか?

呼吸停止、意識停止しているのに?

5分待たなくていいです!

けいれんが始まったら即救急車を呼びましょう!!

すぐにけいれんが治まってしまったとしても、再度起きるかもしれませんよ!!

意識障害が長引く可能性もありますよ!

けいれんが起きたらまず119です!!!

 

 

救急隊への電話での伝え方、話す内容

119とダイヤルしたら、ワンコールあるかないかくらいのスピードで出てくれます!

「家事ですか?救急ですか?」と言われますので「救急です!!」と答えます。

この時私は「救急です。子供の熱性けいれんです。」と簡潔に伝えていました!

すると、症状を聞かれる前に救急車が向かうべき場所の住所を聞かれますので、速やかに伝えます!

症状を聞いているうちにも救急車がどんどん目的地まで向かえるように先に住所を聞くそうですよ!

落ち着いて住所を伝えます。

すると自宅の住所などの場合は「隣のお家は〇〇さんですか?」とか「近くに学校がありますか?」とか確認されますので答えていきます。

で、症状を伝えます。

子供の熱性けいれんでは、何歳の女の子か男の子か?熱が何度あるか?今けいれんして何分経つのか?あたりは必ず聞かれます。

ストップウオッチや、動画の分数を見れば何分経過しているのかは答えられると思いますので落ち着いて答えていきます!

また、解熱剤は何時に使ったか?けいれん止めの座薬はいれたか?も聞かれるかもしれません。

救急車を呼ぶときの電話はそんなに難しくありません。聞かれたことに答えていけば大丈夫です。

とにかく落ち着いていきましょう。

そんな私も初めて救急車を呼んだ時はパニックで「子供が熱性けいれんです!!早く来てください!急いでください!!!」とバタバタ焦って話してしまい電話口から「お母さん、落ち着いて!救急車向かいますから!」となだめられました笑。

 

みんなそうかもしれませんから、緊急時は慌てちゃいます……

電話口からの話にちゃんと答えるように意識すれば大丈夫です!

 

ちょっとおまけ…救急車を呼ぶか迷ったら?

おまけですが、私が娘の熱性けいれんで救急車を呼んだ時、乗っていた救急隊のお姉さんが教えてくれたことを書いておきます。

それは、「熱性けいれんのような緊急時は呼んでいいですよ。あとは、救急車を呼んでいいのかわからない時も呼んで良いんですよ!お子さんの場合は言葉で伝えられないので、わかりにくいと思います。私達救急隊が到着してから状態を確認して、緊急性がないと判断したら帰りますから。呼んでいいですよ」と優しく教えてくれました。

 

迷ったら呼びましょう!そうしましょう!!

 

 

ダイアップ(ジアゼパム)を使うのはいつ??

まず、ダイアップ(ジアゼパム)とは、けいれんを止める座薬のことです。

大体37.5から38.5度以上になったら使っていいですよ、とか、入れたら8時間は必ずあけてください、とか、一回の熱で使うのは3個まで、とか決まり事はきちんと守りましょう。

薬は必ず用法用量を守りましょう。

ちなみに、ダイアップを入れようとしたら、けいれんが起きてしまった!!!と言う時でも、そのままお尻に入れてしまって良いそうですよ!また、けいれんが治まってから入れても良いそうです!

 

次は小児科の先生が教えてくれたことを書きます。

どんな薬にも副作用はあります。

ダイアップはそれが強く出る子もいるらしく、「けいれんを起こしたことがあるから、ダイアップを持っておきましょう」とはならないこともあります。

子供たちに薬が必要ないのに熱が出るたびに副作用が強い薬を使わせるわけにはいかない、らしいです。

親としては、もう二度と子供のけいれんの姿は見たくないので、薬を処方してほしいですけどね……。

実際私も一回目ではもらえませんでした。

というのも大多数のお子さんが一回けいれんを起こしたらその後は起こさなかった、となるらしいです。

二回目以降起こすようなら薬を持ちましょう、と言われ、二回目を起こしたので今も冷蔵庫に常備しています。

 

私の娘の時はダイアップは、高熱の際にけいれんを起こして1回使ったら必ず8時間後に2個目を使ってください。と言われました。2個使うとけいれんを止める効果は三日間継続するそうです。

それでも起きてしまったら迷わず救急車です。

そして、いつ、ダイアップを使用したのかは必ず救急隊や、到着した病院の医師、看護師には伝えましょう!

2回目ですが、ダイアップに関わらず、薬は医師の指示に従って使用してください!!!

 

 

まとめ

お疲れさまでした。

熱性けいれんのときの対処法について中心にまとめておきました。

子供が熱を出すのは当たり前ですが、急に熱性けいれんをおこしたら、ビックリしますし、何も知らなかったらパニックになります。

私の経験から、パニックにならずに、緊急時こそ冷静に対処できるママ・パパを応援したくてまとめました。

早く大きくなって丈夫に健やかに育ちますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました